リリースパーティーから一夜明けました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
ボーカルの山口建人です。
当日が来るまでたくさんの不安と壁と問題がガンガンにぶつかってきて、神様は俺たちに音楽を辞めろとでも言ってるんだろうかと思ってしまうくらいでした。
弾き語りを6年間続けて来た僕からしたらバンドの世界は未知の領域、まさに宇宙でした。
こんなにも大変だとは思ってなかったし、思い通りにいかないとは思ってませんでした。
逆に言えば、ここからこの宇宙船の行き先、操縦の仕方をちゃんとすれば、無限大に進んでいけるんだとも確信しました。
当日がやって来て、心臓の音はどの楽器よりも大きく聴こえて、胸が苦しくて、ここで死んでしまった方が楽だ!って思うくらいに怖かったです。
でも、1番手のEdelyからトリ前の君がそうなら僕はこうまで、全員が自分たちの魂をガンガンにかき鳴らしながら、全体力をすり減らしながら、僕らにバトンを繋ごうと全力で走ってくれる姿を見て、こんなところで俺はなにを怯えているんだろうと情けなくなりました。
本番前。
SEが流れ、僕以外のメンツがステージに飛び出る。
たったひとり残された幕裏で、重たいスイッチをパチンと入れ、山口建人として出陣しました。
フロアにいるお客さんの温かい声、目線。
一気に不安や恐怖は自信へと。全員ひっくるめて楽しませてやるという大きな自信に変わりました。

ステージが終わり、一旦幕が閉まった時、幕の裏側で実は少し気を失ってました。
気づけばMVが終わる直前でグッと立ち上がり、全員と顔を合わせ、最後の一振りの気持ちでアンコールの曲へ。
渾身の一曲、シリアルガール。
全員のボルテージがマックスなのがヒシヒシと伝わってくる。
ビリビリと揺れるライブハウスの中、気持ち良すぎて頭がおかしくなりそうになりながら、歌い上げました。
身体の疲れは一夜明けた今も取れてません。笑
それくらいみんなと一体になれた日だったと思います。本当にありがとうございます。
僕たちに限らず、言えること。
フロアにいるお客さんの熱量、声、表情、それが高くなれば高くなるほど、バンドマンの演奏は良くなります。
僕らをいつも大きく成長させてくれるあなたへ。
また、ライブハウスでお会いしましょう。
2023.4.25
おシャベリな感情 Gt/Vo 山口建人